スクラップ Vol.4

1981年7月 北陸.三里浜〜波松


十九日、キスをねらっての投げ釣りバスツアーがあったので私も参加した。
行き先は北陸・三里浜〜浜地〜波松。

バス二台八十人の参加者のうち、約半数の人たちが三里浜で降りた。
私たちもここでバスを降り、浜へ出てから二十分ほど東へ歩いた所に釣り座を決めてサオを出した。
この日はキスの数ねらいで、ハリス0.8、ハリは投げ専用キス7号七本バリの仕かけに石ゴカイをつけて軽く七十メートルラインに投げ込んだ。
第一投は午前四時過ぎだ。ゆっくり引いてみるがどうもアタリがない、と思っていると二十メートル付近でブルンブルンと気持ちいいアタリが伝わってきた。
14〜15センチのキスが三連だ。
もう一度同じことを繰り返してみたが、やはり同じようなところでアタリがあり、この日はポイントが近いことが分かった。
それかは集中的のそこを攻め、七本バリにキスが満タンで上がってくることも何回かあって、ほとんどスバリを引くことはない。
あちこちでキスが三尾、五尾と好調に釣れている。

キスの数釣り大会といえば、釣り人が多い事もあって、釣り歩くことも出来ず、
やむを得ず一か所で釣ることになるため、四十〜五十尾も釣れば上々だが、午前六時半ごろにはもうそれくらいの数は釣れていた。
快晴微風、海は、べタナギで、仕かけを止めておいても波でからむこともない。
ポイントが近いのだから、斜めに投げてキスが群れている中を出来るだけ長く引くようにすれば効率が良いわけだが、両隣の人との間隔が十メートルくらいだか斜めに投げることは出来ない。
そこで欲を出して仕かけをニつつないで投げてみた。すなわち十四本バリだ。仕かけがサオより長くなり、5.5〜6メートルにもなる。
 何投か投げてみたが、結果的にはこれが失敗で、キスがハリにかかってくる数とエサをつける時間や、特にはからむこともあつて、結局は元の七本バリに戻した。∴
 太陽が高くなってからは、キスの型がやや小さくなって、10センチ級が多くなったので、ハリをさらに小さくしたが、結局、納かんの午前九時半lまで釣って九十二尾の釣
果。もう少し釣れていると思った
が意外に少なかった。
この日は三重浜、波松ともよく釣れており、百尾以上釣った人も数人いたようだ。
まだしばらくはこの好調さが続くのではないだろうか。久しぶりに面白い釣りが出きた一日だった。
 
(西大阪サーフ・吉本 克己)

キスの数釣りで7本針の仕掛けを2本つないで14本針にするチャレンジャーぶり笑ってしまいます。
まともでも時間掛かるし絡まるし最悪だった見たいです。

若かれし頃の大野会長だろうと思う。(この写真は真冬の桃取)

同じページに張って居たので‥


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