スクラップ  Vol.46

二十一日、和歌山県の御坊・煙樹ケ浜で行われたクラブ例会で、全日本サーフ連盟のウシノシタの記録魚(実寸55・8センチ)が出た。
これまでの記録は55・5センチ。3ミリオーバー。現在全日本サーフヘ記録申請中。
 五十四年までの数年間、八月の例会といえば煙樹ケ浜での夜釣りと決まっていたが、最近三年間、なぜか遠ざかっていた。
 台風5号の襲来でかなり荒れた後だから、ひょっとすればバカデカイ大物が出るのでは、と期待して、広大な釣り場、煙樹ケ浜へ散らばったのは午前一時半ころだった。
 暗い間はイシモチやシマイサギを狙ったが、イシモチはほとんどが25センチ級、シマイサギも25〜27センチばかりで、期待した大型は出なかったが、すっかり明るくなった午前五時ころ、公民館の裏あたりで竿を出していた中田さんの竿が大きく曲がった。ウシノシタの記録更新魚で、釣った本人より周囲の方が興奮気味だった。
 エサはマムシで、ハリス5号、ハリは丸セイゴの13号を使っていたそうだ。他にもウシノシタは30〜41センチのものが六〜七尾釣れた。
 また明るくなると、一斉にルアーを引いてエソを狙ったが、井口さんは35〜41センチのエソを六尾もヒットさせていた。
 キスはやはり夜中にきたものが大きく、最長は矢野さんが釣った25センチだったが、数はもうひとつ。最も良く釣ったのは大西さんで、15〜20センチ扱が二十五尾ほどだったが、ちょっと物足りない感じだ。
 土地の人の話では、満潮時を狙えば連日五十〜六十尾は釣れるとのこと。この日は午前十一時ごろが干潮で、納竿が午前八時半ごろだったから条件としては良くなかったわけだ。
煙樹ヶ浜は広くてポイントがつかみにくいが、外洋に面しているだけに夢のある釣り場であることは間違いない。
 
例会の成績(全日本サーフ対象魚3尾の合計長寸)
 ①井口照夫=116.2センチ(エソ41・0、同36・2、ウシノシタ39・0)
 ②中田武範=102.4センチ(ウシノシタ55・8、イシモチ23・5、同23・1)
 ③矢野敬川=99・7センチ(エソ42・4、ウシノシタ33・1、キス24・2)
 ㊨石本英三=88・7センチ(エソ41.4、イシモチ23・9、同23・4)
 ⑥永沢弘雄=88・1センチ(エソ36・8、シマイサギ27・4、イシモチ23・9)。

(西大阪サーフ・吉本 克己)

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