スクラップ  Vol.47

八月二十八日、鳥取県砂丘海岸で全日本サーフ連盟主催の「クラブ対抗キス」が行われた。
 
この大会は連盟さん下の各クラブから選抜されたーチーム三人の選手が釣ったキスの総重量で競うものである。

 大阪協会からは大型バスに分乗して参加したが、当クラブからは私と千本さん、平田さんが参加した。
 競技時間は午前五時将から十時までの五時間だが、スタートの五時ころはまだ暗くてヘッドランプがいる。一昨年から三年続けてここ砂丘海岸での大会だが、前、前々回の時よりも波は静かで、今年は釣りやすそうだ。
 70メートル㍍ラインに投げた八本バリの仕かけを、ゆっくりと引いてきたが全くアタリらしいものはない。明るくなれば釣れるだろう、と楽観していたが、その通り三投目でやっとアタリが出た。ポイントは50メートルくらいで、15〜20センチの良型キスが三連だ。そのあとも素バリなしで、一度は四運もあっにが、六時過ぎからバッタリとアタリが遠のいてしまった。
 50メートルほど離れたところでは、好調に釣れているようだがどうも小さい。審査は重量だから、18センチ級なら一尾でピンギス四〜五尾分はあるという計算から、早朝に良型が調子良く釣れたことに未練が残り、その周辺から早く移動出来なかったのが結果的にはロスだった。
釣り場を移ってからは、10センチ前後のピンギスながら好調で、六連でくることもしばしば。
 夕イムアップの午前十時には六十ー尾がクーラ一に収まった。検量の結果550グラム。千本さん、平田さんとも不調で、千本さん三十三尾で360グラム、平田さんは三十一尾で395グラムだった。
 出場選手はさすがに各クラブのえり抜きだけあって、百尾以上釣っている人も何人かいたし、尾数は少なくても型が良くて、目方で勝っている人もいた。
        一
 この大会の優勝は、兵庫協会龍野サーフチームで5250グラム。個人では同チームの糀谷さん3512グラムと驚異的な重量で圧勝。

 ここ数年「クラブ対抗キス」はキスの数釣り大会でありながら、天候などの影響で数の釣れない大会と言われていたが、今年は全体的にキスが釣れ、新調された優勝旗にふさわしい大会だった。
 
(西大阪サーフ・吉本 克己)


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