スクラップ Vol.3
1981年6月 全日本キス選手権 紀東・賀田
全日本サーフ連盟主催「全日本キス選手権」が十四日、
全国の四十八会場で一斉に行われた。
私だち西大阪サーフは紀東・賀田を会場に選んで、
前日の午後八時に大型バスで大阪を出発。午前二時に所定の受け付けをすませ、
釣り場へ向かった。
バスは古江、三木里、三木浦と会員を降ろしていったが、
私は古江の漁協前で数人のクラブメートと一緒にパスを降りた。
そこから少し戻ったとこ
ろにある護岸がこの日のねらい場だ。
ここは水深があり、マダイやキスの大型が出るところだが、いつも漁船が係留してあるため、ブイも多く、ロープが張りめぐらされている。
コントロールのいるちょっと難しい釣り場だ。
ブイとブイの間が比較的広いところに釣っ座を決めて、前夜から
降り続く雨の中で仕かけをセット。
三本サオを出し終わってまもなく、グイーッっときた。
すかさず合わせるとかったようだ。だが、途中でリールが巻けなくなってしまった。
ロープにかかったらしい。糸を少しゆるめてやると、魚がグイグイ引っ張るのが伝わってくるのだが、どうしようもない。万事休す。
周りがすっかり明るくなった午前四時半ころ、ひときわ大きなアタリをみせてキスの24センチがきた。
一応これで審査に出すキスは釣れたわけだが、この日はクラブの例会も併せて行われている。例会の審査対象魚はキスを除く全日本サーフ対象魚2尾長寸という規定。
ここの釣り場は、足もとからドン探になっているので、漁船が出たあと、ほんの少し投げてそのカケ上がりをねらってみた。するとどうだろう、ガッチョの29センチ、エ
ソの28センチをはじめ、′イソベラ、キス、ガシラ、ヒメジを入れ食いだ。
納かんまでにはクーラーもにぎやかになって、とりまぜて二十四尾の釣果。
終局、このガツチョとエソで例会に優勝出来たが、オモリの損失も十五個を数えた。
【例会の成績】①吉本=56.8(ガッチョ28.8、エソ28.0)古江漁協横
②大西=56.0(ガッチョ28.2、同 27.8)同漁協前
③森岡=55.5(エソ 28.8 同 26.7)同漁協横
④大野=53.9(エソ 27.3、マダイ26.6)三木浦奥
⑥小幡=50.8(ガッチョ26.6、同 24.4)同埋め立て地
(西大阪サーフ・吉本克己)
この当時から大野会長や森岡さん、亡くなった大西さん頑張ってたんですね スゴイ
この時、僕は8才。2位の吉本八重は3才!いかさまや〜
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