スクラップ  Vol.40

 先日、病院で血を採って、肝機能の検責をしてもらったところ、コレステロールの値が少々高いとのことだ。
その原因として①食べ物②食べ過ぎ③ストレスがたまる、ということが考えられるそうだ。
 この中で私が思いあたるのは③のストレスがたまる、という項目。それはここ二回ほど釣りに行っても大した釣果が上がらず、少々イライラがたまっているのは事実。
 そこで”病気漁養”のため四日、鳥羽の答志ヘアブラメを狙って出かけた。
 
 午後ニ時半ごろ、答志に着いて、さっそく白灯台波止で竿を出した。この日は午後九時半ころが満潮だから、夕暮れには潮が込んで来て条件としては上々。だが風が強くて、時には波止の上に置いた竿が吹きとばされるほど。
 アタリなど全く分からない。それでも、定期的に上げる竿には、25センチ級のアブラメがパ・ラバラながら釣れてきた。もうすっかり暗くなった午後六時ごろ、あまりにも風が強いし、私一人なのでもうやめようか、と自問自答しながら、ふと三十メートル付近に投げてあった竿を見ると、はじめに置いた場所よりややずれている。
 〝風かな″と思ったが大きくあおってみた。どうやら魚が付いているようだ。リ−ルを巻くとグングン抵抗しているのが手に伝わってくる。アブラメの大型だ。とっさにそう思ったが、水面に姿を見せ、ヘッドランプに照らし出されたのはやはりアブラメでかなり大きい。波止へほうり上げたアブラメは40センチ近くはあるようだ。メジャーを当てると38・5センチ。
 これに気を良くして午後七時半ごろまでねばったが、あとが続かずこの日は帰った。
 翌五日は午前四時に宿を抜け出す。相変わらず風は強く、波止にはだれもいない。マムシをたっぷりつけてアタりを待つが、前日と同様に、アタリなど全く分からない。
東の空がポーッと明るくなりかけたころ、33・2センチのアブラメがきた。
そしてこの日のしんがりは午前六時半ごろアタリも分らぬまま30・7センチのカレイがきた。
 太陽が高くなってからは、ほとんど希望が持てないのが鳥羽の釣り場の特徴だ。エサもなくなった午前十時半ころ納竿。

ニ日間の釣果はアブラメの33.5センチと33.2センチ、それに20〜28センチが六尾。カレイは30.7センチと手のひら級が二尾だった。
 風に悩まされた二日間の釣行だったが、これで少しはコレステロ−ルの値も下がるのではと思いながら帰途に着いた。
 
(西大阪サーフ・吉本 克己)


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スクラップ  Vol.42

 〝名も和らぬ遠き島より、流れよる椰子(やし)、の実ひとつ・・・
とうたわれ、恋路ケ浜というなんともロマンチックな名の海岸がある渥美半島伊良湖岬
すぐ向かいの鳥羽・神島へは何回も出かけているが、手の届きそうなところにありながらまだ訪れことがなく、前々から一度竿を出してみたいと思っていた。そんな十二日、伊良湖岬への投げ釣りバスツアーがあったので釣友三人を誘って参加した。
 恋路ケ浜は、夜が明けるとサーフィン族が押し寄せると説明があったので、私たちはフラワーセンターの前でパスを降りた。浜へ出ると波がやや高く、感じとしては高知の入木海岸によく似ている。
 仕かけの準備にとりかかった午前四時半ごろには、もう薄明るくなっていてヘッドランプもいらない。
 道糸2号、オモリ25号に八本バリの仕かけをセットして、80メートルラインに投げ込んだ。ゆっくり引いてくると50メートル付近でプルンときた。
 キスを狙っての釣行は今年初めてで、半年ぶりに伝わってきたキス独特の小気味よいアタリに、なにかなつかしさみたいなものを感じる。
 波の打ち返しが高いので、30メートルくらい残して巻き上げると16センチ級のキスが三尾ついてきた。その後も投げるたびに一〜二尾のキスが釣れ、時には五連でくることもあって、この調子なら悪くても七、八十尾は…ともくろんでいた。だが好事魔多しのとおりで、私の近くで七、八人のグループが竿を出しはじめた。一見して初心者と分
かるグループで、スイング投法まがいにオモリを振り回す人や、行き先はオモリに聞いてくれという感じの投げ方だから、とうとう私の方から逃げだした。
 場所がわりしたところはもうひとつバッとしなかったか、潮が引いて波も比較的穏やかになったので、一尾、二尾と拾うように釣って十一時に納竿。結局私の釣果は
12〜18センチのキスが四十五尾のほかに、20センチくらいのキスが二尾だっ
た。
 最もたくさん釣った人は九十尾以上も釣っていて、西堀切のバス停裏あたりで竿を出したらしい。
この日は全体的に東の方がよく、釣り場によっては五尾くらいの人もいたようだ。
 伊良湖岬の釣果はもうひとつだったが、広々としたきれいな砂浜は、キスの数釣り場として面白そうで、夜はイシモチなども出るらしいから、機会があればもう一度出かけてみたいと思っている。

(西大阪サーフ・吉本 克己)


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スクラップ  Vol.38

二十日、鳥羽の沖合に浮かぶ島々でレインマンサーフと合同の例会が行われた。
 日本海に居すわった低気圧の影響で、金、土曜と強風が吹き荒れたため、日ごろ波静かな鳥羽湾も波が高く、渡船は無理だという連絡。その電話が土曜日の昼過ぎに入っていたが、午後ハ時ごろにはないできたという電話を再度もらって、総勢四十人が大阪を出発した。
 寒さの中、海で竿を振るなど正気のさたではないと思われるが、そこは”キの字”のつく連中ばかりで、少しも寒さを気にしない。
 釣り場は風が正面から当たる菅島湾を外して、石切り場、小浜漁港などを加え、全員抽選で釣り場が決められた。私が引き当てたのは答志島の桃取。風は正面から当たるが、向かい側に牛島があるので波は大丈夫だろうとふんだ。これまでに実積のあるところだし、釣り場としては上々だ。
 
 午前零時、鳥羽へ着いて驚いた。
あれだけ吹き荒れたという風が全くなく、海は穏やかで波一つ立っていない。日が暮れてから急におさまったらしい。
早速チャーターした船で、それぞれ決められた釣り場へ向かった。桃取へは十人が入って、私は草加さん、千本さんらと並んで竿を出した。間もなく高校生の永沢君が、27センチのアブラメを釣ったというニュース。すぐあと隣の千本さんにも31センチのアブラメがきた。また草加さんにも30センチ級がきて、中型ながら松原さん、大前さんらも釣れたというニュース。しかし、なぜか私の竿はビクともしない。
 ここの釣り場で私は何回も竿を出したことがあるし、そのたびに30センチオーバーのアブラメを釣っているから、そのうち私にもおハチが回って来るだろうと思っていた
が、いっこうに竿は動かない。アブラメが私の仕かけをよけて通っているのではないかと思われるくらいだ。

午前三時ころやっと激しいアタリがあったが、これは見事な空振り。
夜明け前には大野さんが43センチと39センチを釣ったというビッグニュースに、気はあせるがこればかりはどうにもならない。
 納竿までに、なんとか20センチ級のアブラメを二尾釣ってポウズだけはまぬかれたものの、この日はほぽボウズに近い状態に終わった。
 鳥羽では必ずといっていいくらい”ポン”クラスのアブラメを釣って帰るが、この日はよほどアブラメにきらわれたようだった。
◇例会成績(4尾の合計長寸)
①大野健太郎126.8センチ(アブラメ43.3、同39.3、同19.9、カレイ24.3)=桃取
②稲田健太郎122.5センチ(アブラメ33.7、同33.1、同30.6、同25.1)=答志
草加与志夫108.9センチ(アブラメ29.5、同27.3、同26.6、同25.5)=桃取
④千本雅樹 106.7センチ(アブラメ31.2、同29.0、同26.2、同20.3)=桃取
⑤安藤正満 100.5センチ(アブラメ35.7、同22.8、同22.2、同19.8)=答志
 
(西大阪サーフ・吉本 克己)

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スクラップ  Vol.39

 十三日、徳島の津田周辺で西大阪サーフの三月例会が行われた。
出発前から雲行きがあやしく、天気予報では朝まで雨でのち快方に向かうが北西の風が強くなるとのことだった。
 あらかじめ連格してあった徳島の武田渡船から「明朝の渡船は無理かもしれない」という電話がははいったが、出発前になってはどうすることも出来ない。
 もし渡船が無理な場合は、タクシーで小松島へまわって、その周辺で竿を出すことにして、大阪南港午後十一時発のフェリーで出発した。

翌午前五時ごろ、武田の兄ちゃん(私たちは船頭のことをこう呼んでいる。)と相談の結果、赤灯波止と新波止、中波止(現在は地続きになっている)なら大丈夫ということで、渡してもらい、それぞれ思い思いの釣り場へ散らばっていった。
 私は二番船に乗って、赤灯波止の真ん中辺りで竿を出した。この日は朝六時半ごろが満潮で、少々ウネリもあったから、一段低い白灯波止は、時々波をかぶっているのが見える。。
 降りしきる雨の中、四本の竿を出してテトラの際を狙った。
すぐにアタリがあったが、これは15センチ級のガシラだった。その後一時間半ほど
の問は全くアタリもなく、エサもそのまま付いている状態で、どうしようもない。
 仕方なく四本の竿を交互に移動
させながら、赤灯方向へ移って行った。百メートルほど移動したところで初めてアタリがあった。少々ウンザリしていたところだったが、このアタリで目が覚めたような感じだ。
 かなり強烈なシメ込みで、竿を持ったとたんに30センチはあると判断出来る重量だった。グイグイとシメ込むヤツを強引に波止へほうり上げた。
思った通り30センチは軽く超えているアブラメ。メジャーを当てると35.1センチもあった。
 その後も移動しながら探ってみたが結局大型のアブラメはこの一尾だけで、ほかに20センチ扱が四尾に終わった。

この日は、納竿まで雨が降り続き、おまけに背後から風がビュンビュン吹く悪条件下。だが、30センチオーバーのアブラメは全員で十五尾上がっていた。

▽ 例会の成績 (二尾の合計長寸)

①海野満=68.0(アブラメ34.6センチ、同33.4)中波止
②原優一=64.7(同33.8、同30.9)一文字
③立石清=63.9(同34.0、同29.9)同
④大野健太郎=61.5(同30.9、同30.6)同
⑤中田武範=58.3(同31.3、カレイ27.0)中波止
⑥平田克彦=58.0(アブラメ30.3、同27.7)一文字
⑦吉本克己=57.3(同35.1、同22.2)同

(西大阪サーフ 吉本 克己)


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スクラップ  Vol.37



全日本サーフ大阪協会の初釣り大会が、一月三十日、大阪府下南部〜和歌山県有田川じり間で行われた。
この日は私たち西大阪サーフの一月例会もあわせて行われたので四十四人が参加した。
まず大阪駅へ集合して、大会についての注意事項などの説明があった後、それぞれ思い思いの釣り場へ向かった。
 
私は安藤さんと紀の川の河口にある青岸の波止へ。午前二時半ごろ波止へ着いたが、会友の大西さんらが波止から引き返してきたところだった。長い波止に、ずらりと竿が並んでいて、入る余地がないという。これは困った。はてどこへ行こうかと思案の末、審査場に少しでも近い所へ、ということで岬公園の裏まで引き返す。
 ところが、ちょうど潮が引いて、岩礁が露出していて釣りの出来る状態ではない。これで完全にやる気をなくしてしまった。二人とも車の中で、ぐっすりと寝入ってしまい、目が覚めた時は午前七時を過ぎていて、もうすっかり明るくなっている。
 
三本の竿を出したが、相変わらず根がかりのする釣り場だ。根がかり釣り場としては一級で、.釣果の方は20センチ級のアブラメ二尾とガシラが二尾、と三流である。
 毎年のことながら、今年もまた参加するだけの初釣り大会で、釣果に見放されてしまった。
 
正午から泉佐野食品コンビナートで審査が行われたが、大勢のが一斉に竿を出すとなると、さすがに大物が検寸台にのせられ、優勝は三尾の合計が98・5センチ(釣り場=谷川)というビッグサイズ。
 クラブ例会の方は、期待したほどの大物は出なかったが、青岸や水軒へはいったメンバーが上位をしめた。
 【クラブ成績】(二尾の合計)=①森岡修56・2センチ(マゴチ37・2、ハゼ19・0)青岸②上村武史51・1(アブラメ22・0、ガッチョ29・1)水軒③早藤忠生48・1(イシモチ27・7、アブラメ21・5)紀の川じり@草加与志夫48・2(カレイ24・3、ガッチョ23・9)水軒⑧八木利昌47・8(アブラメ27・0、ガシラ20・8)水軒
 (西大阪サーフ・吉本 克己)

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スクラップ  Vol.36

1月15日


 
十五日、会友の安藤さん、森岡さんらとアブラメを折って徳島県津田へ出かけた。
連休のせいもあってか、フェリーは釣り人でいっぱい。
そんな中で、会友の吉田さんとバッタリ出会った。
徳島港でしばらく時間待ちした後、そろって一文字の白灯波止へ上がった。
 私は安藤さんと一緒に並んで、航路側にあるテトラの際を改めてみた。マムシをたっぷりつけた仕かけを投げこむと、待っていたかのようにガンガンときた。第一号はちょっと小ぶりの25センチ級だ。続いて横の竿も大きなアタリでゆれている。だが上げてみるとこれも小ぶりで20センチくらいしかない。次々とアタリを送ってくわるが、中型ばかりでどうも物足りない。隣の安藤さんもアブラメを上げているが、これも中型ばかり。
初めて津田一文字へ連れて行った小学校三年生の息子は、内側のテトラの間へ仕かけを入れていたが「お父さん釣れたァ」と大きな声で波止へほうり上げたのは20センチクラスのタナゴ。少し持って行った沖アミで釣ったらしい。その後も同型のタナゴやメバル、ガシラを釣っていたから鼻高々だ。
 午前八時ごろ振り出し竿の、それも少々軟らかめの竿が一気に舞いこんだ。軟らかい竿は根がかりすると、なかなか外れないので一本バリにしてある。魚がハリをく
わえて走っているとすれば、根がかりの心配は少なくてすむ。思い切って大きく合わせると確かな手ごたえ。竿が大きく曲がって面白い。リールを巻く事に頭を振って抵抗しているのが伝わってくる。
これは大物だ、と思う間もなく姿を現した。30センチはゆうにあるアブラメ
波止へほおり上げてVサインだ。早速メジャーを当てると34.2センチ
今年初めての大物だった。
すぐそのあと安藤さんにも30センチオーバーアブラメがきた。ちょうどこのころがジアイだったのだろうか、五十メートルほど散れた所にいる吉田さんも盛んに竿を曲げているようだ。だが、潮が引きだして、テトラが水面上に現れるようになるとアタリも少なくなってきた。
 渡し船が…迎えにくる三十分ほど前、同じポイントで三回も竿が舞いこんだが、三回ともバラしてしまった。残念だが渡し船がくるので粘るわけにはいかず納竿。
 結局この日の釣果はアブラメが34.2センチのほか、20〜25センチが六尾、カシラ七尾だった。最も成績がよかったのは吉田さんで、30センチオーバ−のアブラメ二尾のほか、27センチ級三尾、ほかにガシラ、ハゼなどを釣っていた。
なんとか大型が一尾釣れたものの、欲をいえば納竿まぎわに三回も竿を引っ張りこんだだヤツを仕留めて、クーラーに入れて帰りたかった。
 
(西大阪サーフ 吉本克己)

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最悪や〜

最近どうもスキャナーの調子が悪く親父の釣行記UPできていません

スキャナーが治り次第再開しますので、しばしお待ちください。

最近立ち上げた 西大阪サーフ公式ブログ の方も見ていただけたら嬉しいです。


こちらのブログは時期の外れないレポートですので楽しみにしていてくだ