スクラップ  Vol.28 鳥羽・答志島

1982年8月

 

「投げ釣りは全く初めて」と言う女性三人を含ゆ、総勢六人で八月二十八日、鳥羽の答志へ出かけた。六人は小学校の同級生で、同行した鈴木さんは長年投げ釣りをやっており、釣りの話をしているうちに今回の鳥羽行きがまとまったわけだ。大阪を午後二時に出て、答志へ着いたのは五時半ごろだった。この日は喜久屋旅館(電0599・37局2047)で新鮮な魚介類に舌つづみを打って翌日に備えた。翌二十九日は午前五時半に起床。前夜痛飲したにもかかわらず、釣りを楽しみにしているだけに全員寝起きはいい。当初は新波止へ行く予定だったが、波がやや高いので、安全を第一に考えて一文字の左側にある波止で竿を出すことにした。ここは所々にシモリがあって、初心者向きの釣り場ではないが仕方がない。一人竿一本で六本の竿を出した。男性の井筒谷さんはさすがにのみ込みが良く、リールの扱い方を説明して竿の振り方などをちょっとアドバイスしただけで、三十分もたつと六十メートルくらいは投げられるようになった。問題は女性軍で、投げ釣りには致命傷の虫エサをさわれないということだ。、エサつけや根がかりの処置などは私と鈴木さんが世話をして″投げて巻く″という作業だけの女性軍だが、それでもキスやベラ、ガッチョ、カレイ、トラハゼなどが退屈しない程度に釣れた。投げこんだあとは日ガサをさしてアタリを待つという、悠長な山下さんの竿には、季節外れの27センチ級のアブラメが釣れて得意満面だ。手のひら級のカレイを三尾も釣った平山さんは、石ガレイやマコガレイの種類にも詳しく、釣り上げるたびに「このカレイは煮付けがおいしそう」などと即座に声が出るから、さすがは女性だ。オーバースロ−を一生懸命練習していた渡辺さんも四十メートルくらいは投げられるようになって、キスとヒトデがダブルできた。目のないヒトデがエサを見つけて、ハリにかかってくるのが信じられないようだったが、海底生物についての認識を新たにしたようだ。女性軍のお世話をしながらの釣りだったから、私と鈴木さんは投げ返す回数も少なく、自分の釣りが出来るわけもないが、それでも鈴木さんの竿には26センチ大型キスがきたし、私の竿にも24センチのメバルが食いついてきたから、秋になって本格的に攻めると面白そうなところだ。昼前になって雨がパラつきだしので竿をしまったが、鈴木さんのキスを除いては中小型ばかりながら、とりまぜて約三十尾の釣果だった。初体験の投げ釣りが結構面白かったらしく、井筒谷さんは釣り具をそろえて息子さんと釣りを始めるというし、平山さんも釣り具を買う時はアドバイスしてほしい、という熱の入れようだから、これで二人の投げ釣り愛好者が増えることは間違いないだろう。
 (西大阪サーフ・吉本克己)


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スクラップ  Vol.27 北陸.・三里浜〜小松海岸

1982年7月


十一日、全日本サーフ大阪協会の春季大会が北陸の三里浜〜小松海岸で行われた。参加者全員が大型バス九台に分乗して、あらかじめ決められた釣り場に入った。
 私たち西大阪ザーフは、大阪投友会、高槻サーフの方たちと同乗して浜地の釣り場ヘー。釣り場はパスことに抽選で決められたので仕方がないが、浜地では前方にテトラの波止があって、所々根がかりするので城新田の方まで歩かなければならないため、ほかの釣り場に比べるとハンディキャップのある釣り場だ。浜他の駐車場でバスを降りるなり、全員が一斉に歩きだした。私は駐車場から三十分ほど歩いたところで竿を出した。この日の審査対象はキスの総重量なので、引き釣りに備えて竿は一本しか用意していない。三本バリの仕かけに太いめの石ゴカイを一匹刺しにして投げ込んだのは午前四時ころだった。大型キスを狙ったものの、ピンギスが一尾釣れただけで夜が明けた。明るくなつてから八本バリの仕かけにかえて引いてみた。ゆっくり引いてくるとテーパーラインが見えるあたりでプルブルッときた。15センチクラスだがキスが三尾ついてきた。もう一度同じように仕かけを引いてみると、やはり同じところでブルブルッとくる。ポイントは10〜15メートルくらいのカケ上がりだ。それからは集中的にカケ上がり付近を攻めた。偏光グラスを通して見ると、オモリが見えるくらいまで岸近くなってもひんばんにアタリを送ってくる。釣れるキスは12〜18センチクラスだが、ハリにかかってくる約半数はフグで、ハリスをかみ切られてハリを取り換えるのに忙しい。
 年前八時ごろにはフグも比較的少なくなって釣りやすくなったものの、暑さと緊張の連続でいささかグロッギー気味だ。午前十時タイムアップ。バスの駐車場で検量が行われたが、遠くまで歩いた人ほど成績は良かったようだ。検量の結果、私たちが乗ったパスの中では私の釣果が一番多くて1570グラム。後で数えてみると百一尾いたが、大会の成績は十七位だった。北陸のキスは、型は小さいがまだ当分楽しめそうだ。
 バス内での成績は次の通り。1、吉本克己(西大阪サーフ)1570グラム 2、広瀬秀実(大阪投友会)1110グラム3,大野健太郎(西大阪サーフ)8504,中村敬三(大阪投友会)790 5、松原義夫(西大阪サーフ)780 釣り場はいずれも浜地
(西大阪サーフ 吉本克己)

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スクラップ  Vol26 紀東・賀田

1982年7月

 全日本サーフ主催の全日本キス釣り選手権が、六月二十七日全国で行われ、私たちも参加した。会場には紀東・賀田を選び大型バスで大阪を出発。午前二時、所定の受け付けをすませて古江〜三木里〜三木浦と、思い思いの釣り場へ散っていった。私は三木里の八十川右岸の岩場で竿を出すつもりだったが、古江漁協前のマダイの好ボンイトに船が停泊していないことがわかったので予定を変更、古江漁協前でバスを降りた。ここは、漁船を係留してあるロープやブイがたくさんあって、コントロールのいるむずかしい釣り場だが、暗いうちはマダイやイトヨリの良型が出る。マムシのエサを大きめにつけて三本の竿でねばってみたが、午前六時までに釣れたのは18センチのキス二尾とアナゴ、ウミヘビ、ウツボが数匹といった具合。.早々に見切りをつけ、新しく漁港工事をしている学校前の埋め立て増へ転進。ここでは退屈しない程度にキスとガッチョが釣れ、ガッチョは28・4センチの大型もまじった。キスはほとんどが15〜20センチの中型だったが、遠投するほど良型が出たので、フルキャスター2号の道糸を巻いた替えスプールと取り換えた。評判通り糸さばきが良く、カ糸との結びめも強く良く飛ぶ。道糸を2号に替えてから飛距離も伸び、百二十メートルくらいのところででは23センチ級の良型キスも数尾まじってタイムアップの十時半には二十七尾を数えた。毎年、この会場ではマダイやチヌの大型をはじめキス、ベラの大型か審査に出されるが、この日はどうしたことか、これといったものはなく、目立ったのはウシノシタの52センチ級くらいだった。この日あわせて行われた西大阪サーフ例会の成績は次の通り。
 ①大野健太郎61・0センチ(エソ34・4、イトヨリ26・6)=古江漁協前②井口照夫54・9(ガッチョ27・1、イラ27・8)=同③中西昭53・9(ガッチョ27・7、同26・2)=三木浦④吉本克己52・7(ガッチョ28・4、同24・3)=古江埋め立て地⑤立石清51・9(ガッチョ27・7、同24・2)=古江学校前(全日本サーフ対象魚二尾の合計長寸)
 (西大阪サーフ・吉本克己)
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スクラップ  Vol.25  三重県・答志島

1982年5月    三重県・答志島 

◆勤務先の慰安旅行が、三重県の鳥羽方面だったのでホテルで合流する手はずをととのえ、前日の五月二十七日、投げ竿をかついで答志へ出かけた。答志はカレイやアブラメを狙って、今春も何回か出かけたが、夏型の魚、すなわちキスやベラを狙って出かけるのは初めてだ。答志の釣り場へ着いたのは午後四時ごろ。潮が込みに入っているので条件としてはグーだ。流線11号のハリに青イソメをつけて八十メートルラインに投げ込んだ。糸フケをとる間もなくブルブルンと気持ちの良いアタリが伝わってきた。20センチ扱のキスがダブルだ。その後もひんぽんにアタリがあって20センチ級のカレイを交えて忙しいほどアタリを送ってくる。三本の竿のめんどうが見切れないほどで、てんてこまいだ。 午後六時ころからエサをマムシに換えてみた。とたんにキスの型が大きくなり23〜25センチの大型扱がかかりだした。そんな中でキスとは違った重量感をたっぷり味わわせてくれたのは33センチのカレイだった。あたりもすっかり暗くなったので、この日は竿をしまって宿へ帰った。翌二十八日は午前四時に釣り場へ出た。相変わらずキスは好調に釣れたが、すっかり明るくなってからはキスに代わってベラが釣れだした。それもはこんどが20〜23センチの青ベラで、キスとはまた逢った引きを楽しませてくれる。時折かかってくるガッチョも25センチ級がほとんどで、最長のもので28センチもある大型ぞろいだ。満潮間近になって、これまでのキスやベラとは違った強烈なアタリが伝わってきた。一回目のアタリは一瞬とまどったが、二回目でガッチリ合わせた。リールを巻く手に相手が抵抗するのが伝わってくる。水面に姿を見せたのは30センチ級のアブラメだ。もう釣れないと思っていただけに驚かされた。持参のマムシ、青イソメ、石ゴカイを全部使い果たしたので竿をしまった。大型キスにはマムシが良かったようだが、青イソメや石ゴカイでも十分に楽しめたからこれからの夏場には丈夫な青イソメや石ゴカイがいいだろう。この日の釣果はキス13〜25センチ十三尾、ベラ15〜23センチ十三尾、カレイ13〜33センチ十二尾鳥、ガッチョ25〜28センチ七尾、アブラメ32センチ一尾。中型クーラーの中ブタが出来ないほどで、久しぶりに釣りをたんのうした感じだった。宿は、私はいつも葺久屋(電話0599・37局2047)を利用しているが、新鮮な魚介類を食べさせてくれ、釣り人にも親切にしてくれるのでうれしい。夏場はこみあうので早めに予約しておいた方が良い。
 (西大阪サ−フ・吉本 克己)

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スクラップ  Vol.24 佐賀県・唐津

1982年 


第三回G杯争奪全日本キス釣り選手権(株式会社がまかつ主催)が十三日午前五時から佐賀県唐津市の虹の松原、北浜を会場に行われ、四国の瀬尾捷征選手(三八)が見事優勝、G杯を手中にした。出場選手は関東、中部、関西、四国、中国、九州の六ブロックから選抜、予選を勝ち抜いた名手二十六人。試合は四人一組になって数を競うトーナメント方式だ。一回戦は午前五時から虹の松原で行われた。三十六選手が九組に分かれ、それぞれの釣り場に入って雨の降る中、熱戦が繰り広げられた。一組には四国の名手・山元八郎選手と関西のベテラン・伊丹一選手が顔を合わせた。二組は関西・前原宏行選手、三組に関東・河西美次選手、四組は四国・井内登選手がいる。また五組には関西・見学治選手や関東・曾根田悌一郎選手がそろう。六組は吉本克己選手、七組関東・和田成都司選手、八組に四国・瀬尾捷征選手、九組は四国の尾崎一孝、関西・鎌田勝郎選手ら名手がキャステイング。遠投をし、リールを巻きながら
の引き釣りに次々とキスが食いついてくる。中には八本バリに八尾のキスがついていることも何回かあった。一回戦の三時間はまたたく間にすぎた。各選手のキスが読
まれる。一組伊丹、二紀笹田、三組河西、四組井内、五組曾根田、六組吉本、七組和田、八阻瀬尾、九組尾崎の各選手が高得点をマークし二回戦へ進出。
 二回戦は会場を北浜に移して九時からスタートした。一組は伊丹、笹田、河西選手が、二組では井内、曾根田、吉本選手、三組・和田、瀬尾、尾崎選手が頑張る。デ
ッドヒートが随所で展開され、各選挙が得点をあげるたびにギャラリーがわく。.
 十一時三十分、小路審責委員長のホイッスルが鳴り、二回戦の終了をつげる。各選手の得点を読みだしたが、さすが名手ぞろい。「短時間でよくもまあこれだけ釣ったもの…」とギャラリーがうなるほどの高得点だ。二組の井内選手117点。三組の瀬尾選手141点、尾崎選手125点は立派としかいいようがない。引き続いて正午から決勝戦だ。一組・河西選手、二組・井内選手、‥三組・瀬尾選手の間で試合が行われる。抽選で左端に河西、中央が
井内、右端瀬尾選手と並んだ。四十分ごとに左から右へ釣り場を移動する方式。
各選手ともハリ数は多い。徳島流の一投多釣方式だ。ポイントは案外近く、三選手は軽く投げ込んでいる。竿を小ワキにかかえ込み、リールをスローで巻く瀬尾選手、井内選手は竿を左右に倒しながら海底をはくように仕かけを引っ張っている。河西選手もゆっくりしたペースでリールを巻く。全神経が穂先に集中し、心なしか顔がこわばっているように見える。各選手の仕かけが砂浜に上がってくると決まって四〜六尾のキスがついていた。こうなると一尾のキスもおろそかには取り扱えない。慎重に取り込み、クーラーに納める選手の顔は真剣そのもの、手ばやくエサをつけてはポイントヘ投入。そんな繰り返しが午後二時まで続き、熱戦は終わった。得点は瀬尾選手93点、河西選手86点、井内選手80点で瀬尾捷征選手
が、栄えあるG杯を見事に獲得し
た。(仲谷 允嘉)
 瀬尾捷征選手「lまさか優勝できるなんて思わなかった。ラッキーです。これからも頑張るつもりです。よろしくお願いします」

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スクラップ  Vol.23

 1982年4月  三重県・鳥羽周辺

三月二十八日、西大阪サーフの例会が三重県鳥羽周辺で行われた。二月例会も鳥羽周辺だったので、二か月連続ということになる。だが、アブラメの大型が出るのと、早く家に帰れるというのが魅力で、鳥羽は人気のある釣り場だ。 ただ、ほとんどの会員が各釣り場の好ポイントを知っているため、一か所の釣り場に集中する傾向がある。そのため今回も釣り場は全員抽選となった。その結果、私は松原さん、小幡さん、大鹿さんと答志の青灯波止に決まった。釣り場へ着いたのは午前一時ごろ。早速三本の竿を出したが、この日の満潮は午前七時半ごろだから、あわてることはない。好ジアイはやはり夜明け前から満潮にかけてだ。満天に輝く星は大阪ではとうてい見ることの出来ない美しさだが、あいにく風が強くて釣りにくいことおびただしい。午前三時ごろ松原さんの竿に強烈なアタリが出た。竿先につけた発光ダイオードがガンガンと揺れるさまは早く釣り上げてくれ、といっているように見えた。上がってきたのはよく肥えたアブラメだった。35・7センチ、松原さんの顔から笑いがもれる。私には夜明け前にカレイ、アブラメがきたが、いずれも中小型で一発″が出ない。満潮も間近になった午前七時ごろ私の竿にコンコンときて、道糸がサーッとふけた。ここの釣り場はシモリが多く、根がかりの非常に多い所だが、ところどころに砂地があってカレイも釣れる。このアタリはてっきりカレイだと思った。カレイなら軽く30センチはあるくらいの重さで、リールを巻く手にも力が入る。足元へ寄せてからかなりシメ込んだが、慎重に波止の上へほうり上げた。なんとカレイではなくアブラメだ。それも40センチクラスの大型だった。四人の竿にあと一〜ニ尾は大型のアブラメが出るだろうと思っていたが、潮変わりまでに釣れた大型は結局二尾だけだった。正午から佐田浜で審査が行われた。抽選で釣り場が決められたため、マイポイントへ入ることが出来なかった会員もいたのに、丸々とよく肥えた大型アブラメやチヌ、スズキなどが検寸台の上に乗せられ「鳥羽好調」を物語っていた。▽成績(全日本サーフ対象魚三尾の合計長寸)①森茂116・3(チヌ44・4、同35・7、アブラメ36・2)=管島新波止②井口照夫115・1(スズキ48・7、アブラメ35・8、同30・6)=シーサイドホテル下③中尾省三99・1(アブラメ35・2、同33・7、同30・2)=管島新波止④立石清89・4.(アブラメ32・7、同29・1、同27・6)=管島⑤吉本克己81・3(アブラメ38・9、同21・4、カレイ21・0)=答志青灯波止

(西大阪サーフ 吉本克己)


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スクラップ  Vol.22

 1982年3月  三重県・答志島


毎年一回、鳥羽周辺のアブラメをねらって、レイマンサーフとの合同釣り大会を行っている。今年は二月二十八日に開催された。 参加者三十八人が鳥羽から乗船。答志、和島、桃取、坂手などの各島へ渡った。この日はあらかじめ希望釣り場を聞いて、人気の集中したところは抽選にした。だから、ねらった釣り場へ入れなかった人がかなりあったようだ。 私は松原、大前の両氏と答志の青灯波止へ入った。この波止には、いつもメバル釣りの人が大勢いるのだが、幸いこの日は一人もいなかった。さっそく仕かけをセット。三本の竿を出し終わったのは午前一時ごろ。〝夜明け前が勝負″と思っていたから、持参した寝袋で仮眠。二時間ほどして波止へ出てみると、松原さんが38センチのアブラメを上げてニコニコ顔だった。午前五時、私の竿を大きく引っ張り込んで上がってきたのは、31センチのアブラメ。すっかり明るくなるまでに同型をもう一尾追加。そのとき大前さんにも同じようなのが食い付き、これで三人とも30センチオーバーのアブラメをものにしたわけだ。 25センチ級もかなりまじったが、この日の審責対象は全日本サーフの対象魚、二〜四尾(審査のとき抽選で決定)の合計長寸なので、
上位に入賞するには大型が少なくとも四尾はほしいところ。これはちょっと欲の深い注文だが、向かい側の一文字波止に渡った大西、稲田両氏が上げる歓声が聞こえ、気になるところだ。満潮が近い午前八時、再び松原さんに40センチがきた。大前さんには31センチのカレイ。私の竿にもガツンときたが、これも31センチ級。松原さんの上げた40センチ級に比べると大分見劣りがする。潮が下げに変わってからは川のように流れだした。25号のオモリがみるみるうちに流される。根がかりが多い釣り場だからお手上げ。それでもタイムアップの正午までねばったがめぼしい釣果は出ずじまいだった。結局、アブラメ31.5センチ、31.1センチ、29.8センチと25センチ扱が三尾。合計六尾のアブラメとカレイ、メバルが二尾。佐田浜で審査が行われたが、30センチオーバーのアブラメとカレイが全員で二十三尾も釣れていた。
▽成績(三尾の合計長寸)①松原義夫=100.5(アブラメ39.6センチ、同37.6センチ、同23.3センチ)答志・青灯波止②吉本克己u92.4センチ(アブラメ31.5、同31.1、同29.8)同③平田・克彦=31.0(アブラメ33・9、同29・7、カレイ27・4)シーサイドホテル下④千代丸常雄=87.1(アブラメ30.7、同28.5、同27.9)答志・新波止⑥大前敏一=85・8(アブラメ30・7、同24・0、カレイ31・1)答志・青灯波止⑥小林栄一=82・5(アブラメ31・0、同28・0、キス23・5)答志・新波止⑦三宅貞治郎=79・5(アブラメ31・1、同25・6、カレイ22・8)答志・一文字波止
 
(西大阪サーフ・吉本克己)



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